【背景】 高尿酸血症は腎機能低下に寄与する説があるが、いまいちしっかりとしたエビデンスはなく仮説の域を出ていない。FEATHER studyの結果を読んでみる。 参考文献:Febuxostat Therapy for Patients With Stage 3 CKD and Asymptomatic Hyperuricemia: A…
【背景】 次のシーズンで使用量増加が予想されるバロキサビルの臨床試験の結果がNEJMに出ていたのでそちらを。 参考文献:Baloxavir Marboxil for Uncomplicated Influenza in Adults and Adolescents https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1716197?…
【背景】 また別のACEI、ARB併用についての有名論文を読んでみる 参考文献:Combined angiotensin inhibition for the treatment of diabetic nephropathy. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24206457 PMID:24206457 ---------------------------------…
【背景】 別のACEI、ARBの併用についての有名論文を読んでみる。 参考文献:Valsartan, Captopril, or Both in Myocardial Infarction Complicated by Heart Failure, Left Ventricular Dysfunction, or Both https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=146…
【背景】 職員からこちらの論文で抄読会をやってほしいと希望がありスタチンとDM発症についてのメタ解析。 【仮想症例シナリオ】 あなたは、とある病院の薬剤師さんです。 夏休みも終わり、少しずつ秋の雰囲気を感じるようになってきました。 ある日、外来の…
【背景】 3月に日本のIEガイドラインが新しくなっているが、もちろん経口抗菌薬の記載はない。 参考文献:Partial oral versus intravenous antibiotic treatment of endocarditis. https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1808312?query=featured_hom…
【背景】 ACEI、ARBの併用は仕事をしているとまれによくあります。 とりあえず有名なこちらの文献を。 Telmisartan, ramipril, or both in patients at high risk for vascular events. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18378520 PMID:18378520 ------…
【背景】 抗菌薬選択の際には感受性や投与量だけでなく、対象臓器への移行性も治療結果を左右する大きなファクターである。 「抗菌薬インターネットブック」に各種臓器への移行性がまとめられているが、当院は各病棟でインターネット環境へのアクセスができ…
【背景】 またEPAの別のメタ解析を読んでみる。 参考文献:Association between omega-3 fatty acid supplementation and risk of major cardiovascular disease events: a systematic review and meta-analysis. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term…
【背景】 現状DOACの再発予防は3種類が使用可能だが、VTEの再発予防について減量基準があるのはエドキサバンのみである。 しかし実際には他のDOACも使用されていることがある。 参考文献:Reduced‐dose direct oral anticoagulants in the extended treatmen…
【背景】 院内の抄読会で使用する予定があるので読んでみた。 薬剤部のモチベーションアップにつながればよい内容。 参考文献:Effect of an In-Hospital Multifaceted Clinical Pharmacist Intervention on the Risk of Readmission A Randomized Clinical …
【背景】 JELIS試験ではEPAで一定の効果はありそうな結果(期待通りだったかは別にして)だったので関連するメタ解析を読んでみた。 参考文献:Effect of Different Antilipidemic Agents and Diets on Mortality A Systematic Review https://www.ncbi.nlm.…
【背景】 PADに対して下肢にstentを置いたりして治療した際、DAPTがよいのかSAPTでよいのか。 DAPTの場合はどれくらいの期間行えばよいのか現状明確な決まりはないと記憶しているが、何か最近の論文がないか探してみた。 ちなみに当院ではstent留置後は1か月…
最近はEPAについて少しおさらいをしています。 もっとも有名と思われる論文を確認します。 Effects of eicosapentaenoic acid on major coronary events in hypercholesterolaemic patients (JELIS) : a randomised open-label,blinded endpoint analysis ht…
JJCLIP#58 HFpEFの方への薬物治療についての論文を復習しました。 参考文献:Drug treatment effects on outcomes in heart failure with preserved ejection fraction: a systematic review and meta-analysis https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=2…
当院はベッド数500以上で、常勤勤務薬剤師50人以上とそこそこ大きい病院ですがアカデミックな文化があまりないです。 なので、日頃から英語の論文を読む人はあまりおらず、ガイドラインやメーカーからの情報が拠り所となることが多いです。 そんな環境のなか…
【背景】 日本では経口抗凝固薬は基本的にすべて禁忌に該当(ワルファリンは禁忌であるが使用している)しているが、海外では透析患者へもDOACを使用しているようである。 【文献】 Outcomes Associated with Apixaban Use in End-Stage Kidney Disease Pati…
第2回目の院内薬剤部抄読会を行いました。 【フェブキソスタットはアロプリノールと比べて安全ですか?】 参考文献:Cardiovascular Safety of Febuxostat or Allopurinol in Patients with Gout. https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1710895 PMID…
【背景】 コロイド性含糖酸化鉄(フェジンⓇ)は経口鉄剤が使用できない際に使用されるが、イオンによりコロイドが不安定化するため希釈はブドウ糖液でするように添付文書に記載されている。 ※以下添付文書より pH等の変化により配合変化が起こりやすいので,…
FDAによる2015年のrecommendになりますがin vitroで ・アムロジピン ・ワルファリン ・フェニトイン ・メトプロロール ・フロセミド ・アモキシシリン はケイキサレートとの吸着が確認されたとのこと。 今回はこの6種類しか試験されていない? これによりFDA…
院内勉強会でレパーサの勉強会があったが、資料が軒並みLDLの低下についてしか触れていなかったので読んでみることにした。 ----------------------------------------------------------------------------------------- 参考文献:Evolocumab and Clinical…
2018/6から行っている院内薬剤部抄読会で使用した論文です。 抄読会ではなるべく幅広い分野で使用する薬剤を取り上げていく方針でやっています。 イメージしやすいよう下記のようなシナリオを用意しています。 参考文献:Z-drugs and risk for falls and fra…
病院薬剤師として日々の業務で学んだこと、考えたことを書いていきます。